イプシロン
新しい薬の名前かと思った。。。
最近、病気を治すために毎日大量の薬を飲んでいるせいかいな。
先月、カウントダウンまでしておきながら中止になったロケットのことだと。
そのイプシロンの発射台は、鹿児島県の肝付町にあるそうで、肝付といえば尚五郎さん。
と思い立って調べてみると、やっぱり幕末の偉人の一人である小松帯刀と関係があるではないか。
小松帯刀つまり肝付尚五郎は、もともと肝付家から小松家に養子に入った人である。肝付家は戦国時代に肝付の一帯を治めていたが、肝付家の本流は島津家との争いに破れる。小松帯刀は肝付家の本流ではなく庶流のようで、こちらは江戸時代島津家に登用され、幕末小松帯刀が誕生するのである。
小松帯刀は幕末の偉人の一人とはいっても、坂本龍馬や西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎(木戸孝允)などに比べると目立たないように感じるかもしれないが、実は、薩長同盟の実務的処理者であり、また、徳川慶喜に対して大政奉還を上奏するなど、坂本龍馬らが考える秘策をことごとく具現化していった維新の立役者なのだ。龍馬の構想も小松帯刀なしでは実現しえなかったわけである。
頭脳明晰でありながら温和な性格で人望も厚い人柄だったそうだが、彼の功績は維新史の最大級のものかもしれない。
さて、イプシロン。こちらも最新鋭のロケットで従来のものに比べるとかなりコンパクトでノートパソコンで操作でき、さらにロケット自体を知能化させているそう。頭脳明晰なところ、従来のロケットのように威風堂々としていないところ、でも世界のロケットの革新をしようとしているとこなど、まさに小松帯刀そっくりではないか。
カウントダウンの際に、0.07秒の誤差に気づいて発射を中止するとこなど実に日本人らしい緻密なことだが、そこが日本人らしくてかわいくもある。
ぜひ今度は打ち上げに成功してほしいものだ。
ちなみに、イプシロンの意味は、ギリシャ文字の「E」で、「Evolution & Excellence(技術の革新・発展)」「Exploration(宇宙の開拓)」「Education(技術者の育成)」に由来するらしい。(これはWikipediaの情報)
今こそ、日本の最高の技術力をみせつけてくれ!日本の景気の良い薬にもなるだろう。