女系家族
週末、テレビで山崎豊子の女系家族が
放映されていました。
小説は読んだことがあったのですが、
ドラマでより一層の臨場感を味わいました。
老舗の旦那さんの死亡による
三姉妹の相続争いに愛人も登場し、
さらにはそれぞれに入れ知恵をして、
あわよくばおこぼれをもらおうとする第三者もおり、
泥沼の戦いでした。
これと言った理由はなく、
とにかく他より1円でも多く相続したい、
という欲望むき出しの三姉妹と、
横領を重ねた番頭さんを懲らしめたのは、
旦那さんの3つ目の遺言でした。
旦那さんは全てお見通しだったようで。
相続の相談でも、
兄弟仲が良くないというのは
結構あるもので、
それまでの親との関係などで、
いがみあったり嫉妬したりと
聴いている方が苦しくなります。
そんなときに、
親がしっかりとした遺言を残し、
しかも財産分けだけの内容ではなく、
その想いも残しておくというのは、
とても大切なことですね。