６月１日

父であり創業者の堀正澄が逝去しました。

新型コロナが少し落ち着いたとは言え、
まだまだ予断を許さない時期ですので、
残念ではありましたが
家族葬にて執り行いました。

最後２ヶ月程度入院しており、
だんだん意識が混沌としてきたなかでも、
仕事の話ばかりしていたようです。

看護師さんに対して、
「登記簿見せろ」とか言っていたようで。。。

元気な時はゴルフが趣味でしたが、
間質性肺炎になりゴルフができなくなってからは、
趣味と呼べるものがなく、
仕事のことばかり考えていたようでした。

私が事業承継したのだから、
仕事のことを忘れて人生を謳歌すればよいのに、
まだまだ私は２代目として信用されていないな、
といつも悔しい想いをしていましたが、
その想いを糧にさらに頑張ろうと思います。

とにかく最後まで事務所に行く、と
言い張っていたので、
葬儀場に行く前に事務所に寄ってもらったり、
自宅にも最後に住んでいた施設にも寄ってもらいました。

なので、棺には自宅の権利書を入れてあげました。
また、スタッフが寄せ書きをしてくれていて、
さらに愛用のえんぴつも納めさせてもらい、
あの世で母親と一緒にまた仕事をするんだと思います。

とにかく頑固なところがあり、
人の言うことを聞かなかったり、
きついものの言い方をしたりして、
皆様にもご迷惑をおかけしたことと思います。

ホントに表現の仕方が下手な人でしたが、
強い信念の中で生きてきたのだと思います。

仕事に対する姿勢は父を見習いますが、
逆に反面教師的なところもあり、
すべてをひっくるめて父親なんだなと
改めて思ったところです。

今朝の新聞広告には、
ご訪問お断り、のようなことを書いてますが、
事務所であれば全然来ていただいてOKです。

父との思い出話でも聞かせていただければ嬉しいです。