認知症と賠償
証券会社が認知症の方に
金融商品を買わせ、
その商品が暴落し大損した。
認知症であるにも関わらず
取引をしたとして、
証券会社に損害賠償請求がされましたね。
金融商品は一般の方でも
理解が難しいので、
認知症の方へはほとんど押売り。
証券会社の営業マンが
その方が認知症と知ってて売ったのであれば、
完全に違法でしょうが、
認知症と知らない場合であれば、
どこまで意思確認をしたかが重要ですね。
我々の司法書士業務においても
認知症と言われなければ、
健常者に見える方も多いですが、
特に高齢者の場合は、
親族に様子を聞いたりして確かめます。
また最近の相談事例で多いのが、
認知症と分かっていて
高額商品を売りつけたり、
振込詐欺のようなことがあったりします。
悪質な業者は沢山ありますね。
そのようなことを防ぐためにも
後見制度を活用してもらいたいとこですね。
今回の損害賠償の判決が、
悪質業者に理解してもらえるといいですな。