一般論
一般論で断定すべきではない。
先日、お客様からご指摘をいただきました。「手続に時間かかってますね。他の司法書士に聞いたらそんなに時間かかるわけがないと言われたよ。」と。。。
今回の手続は特殊で複雑な手続で、大分県内では年に4,5件しかなく、手続にも時間がかかります。なので、事前に工程表をお渡して説明もしておりました。
その特殊性故に、年間4,5件のうち半分は県外の都会の司法書士がわざわざ大分に出張して手続をするほどで、大分でこの手続をやったことのある司法書士はほんの数人なのです。
なのに、やったこともない司法書士が一般論で他の事務所を批判する。ちゃんと事情を想定してものを言いましょうよ。
また、あるときには、成年後見の手続について相談されていたのに、他の人に相談したら「そんなの自分でできるよ」と言われて、依頼をキャンセルされたこともありました。確かに一般的には自分でできるものですが、その方の手続は特殊な法的判断が必要なものだったので、手続はできたとしても後でまた余計な手間が必要になるだろうと心配です。
お客様を批判するつもりはございませんが、一般論で無責任に断定する人間が許せないですね。特に専門職の場合、一般論で断定してしまうと、相談過誤で相談者に思わぬ損害が発生する場合があるので、気をつけねばなりません。
ただ、お客様と信頼関係を築けていなかったのだろうと、私も反省すべきですね。
もう少しフォローするように心掛けねばなりませんね。と気付かされたことに感謝。