三国志談~二虎競食の計
曹操は劉備と劉備のもとに
身を寄せている呂布が目障りで、
どちらとも排除したかった。
そこで、曹操は両者が戦うように仕向け、
両方の戦力低下を狙い、
そうなったところで曹操が両方を討ち取る。
という「二虎競食の計」
結局は失敗になりましたが、
いわゆる漁夫の利と似ていますね。
企業において考えてみると。
A社という発注業者が下請けのB社に依頼し、
B社はさらに孫請けのC社またはD社に仕事を流すとします。
C社D社ともに下請けだけでなく、
自己の客も結構もっていました。
あるときからB社はC社とD社に値引きを要求します。
「今度の仕事は安いほうに任せる」と。
そんな感じの値引き合戦をしかけ、
双方が疲弊していったところで、
B社はこれまでCD社に流していた仕事を
自社でやった方が儲かることに気づき、
CD社をつぶしにかかる、または
吸収合併してしまう。
そうすることでB社は、CD社の元々の客も奪える。
そんなことを考える企業軍使がいたら怖いですね。
私が知らないだけで実際にはあるのでしょうか??
たぶんあるのでしょう。
現代の企業も弱肉強食の時代、
計られないよう隙を見せてはいけませんね。